HEREがSiemens Healthineersと協働し、 納期重視の高価値医療機器のサプライチェーン可視化を強化

※本プレスリリースは 2021年5月4日にアムステルダムで発表したプレスリリースの日本語訳です。

アムステルダム – 位置情報および位置情報技術のプラットフォームを提供するHERE Technologies（以下、HERE）は、大手医療技術メーカーのSiemens Healthineersと協力し、同社カスタマーサービス部門のロジスティクス/サプライチェーン業務を最適化することを発表しました。

Siemens Healthineersのカスタマーサービス部門は、年間100万個以上のサービス部品を配送します。サービス部品の国際輸送、特に中央倉庫から病院や研究施設などの数十万台ものシステム設置場所への輸送がスムーズでなければ、現地のカスタマーサービスエンジニアは予定どおりに部品を受け取ることができません。配送手続きの遅れや配送先の誤りがあった場合、現地で部品を探すのに労力がかかり、部品が紛失するリスクも生じます。これにより発生する時間の無駄や設置サービス時間の延長は、生産性の低下やコストの追加につながります。したがって、Siemens Healthineersのカスタマーサービス部門と最終顧客の間で業務をスムーズに進めるには、屋外も屋内も含め、サプライチェーン全体でスペア部品を可視化することが重要です。

この問題に対処するため、Siemens Healthineersは自社の専門知識とニーズをHEREに伝えることで、医療機器サービス部品の位置、状況、到着予定時刻（ETA）を追跡および監視し、出荷後のサプライチェーンをリアルタイムでエンドツーエンドに可視化する配送状況可視化ソリューションの設計に協力しました。その実現に向けて開発されたのが、世界中でのコネクティビティとオフラインでもデータを記録する機能を備えた、完全な配送状況監視を実現するスマートセンサー追跡デバイスです。これにより、Siemens Healthineersのカスタマーサービスエンジニアは、HEREの追跡技術を活用し、サービス部品の位置を輸送中から病院内に納入後も特定し、リアルタイムでその状況を監視できるようになります。

HEREの最高顧客責任者（CCO）であるFred Hessabiは、次のように述べています。「配送状況の正確な可視化は、納期重視で価値の高い医療機器の倉庫から病院までの追跡とメンテナンスにおいて、世界中のヘルスケア関連の技術者に貴重な支援を提供します。Siemens Healthineersと協力し、位置情報に関する当社の専門知識と技術を生かして、ヘルスケア分野のコスト削減と生産性向上に貢献できることをうれしく思います。」

Siemens Healthineersのカスタマーサービスマネージドロジスティクス部門サービスサプライチェーンソリューションズ担当グローバル責任者であるHeiko Ansorge氏は、次のように述べています。「Siemens Healthineersは、HEREとの協働により、配送の前倒しや遅延について病院や技術者に事前に伝えることができます。共同開発した追跡機能を使えば、追加のインフラやアンカーデバイスなしに、荷物が適切な階や部屋に到着したことを弊社の技術者が知ることも可能です。このような最適化により、医療機器のダウンタイムが短縮され、メンテナンスの効率が向上するとともに、技術者の現地滞在時間が最適化されます。」

このソリューションは、欧州のSiemens Healthineersによって陸上輸送から導入され、2021年後半には一部の航空輸送にも拡大する予定です。その後、2022年に世界の他の地域に展開される予定です。

HEREについて：
位置情報および位置情報技術のプラットフォームを提供するHEREは、位置情報の力で、人、ビジネス、都市の推進に取り組んでいます。HEREのオープン・プラットフォームを通じて、都市のインフラ運営から企業の資産最適化、さらにはドライバーが安全に目的地に到着することまで、お客様により良い成果をご提供いたします。HEREの詳細は www.here.com　および https://360.here.com をご覧ください。日本語での情報は https://www.here.com/jp をご覧ください。

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HERE Technologies
James Overstall
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james.overstall@here.com

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