効率の向上、屋内外のシームレスな追跡、マルチモーダルでの正確な到達予測時刻によってサプライ チェーンを改善
配送とアセットをリアルタイムでトラッキング
デリバリーの SLA を維持し、状況を完全にモニタリングして、遅延、紛失、損傷を防止します。
デリバリーの SLA を維持するには、サプライ チェーンにおいて、配送のエンドツーエンドの見える化が不可欠です。貨物の位置と状況をモニタリングすることで、到達予測時刻を推測している時間を減らせます。輸送中の損傷を検出して納期厳守のパフォーマンスを高め、NPS スコアを上昇させます。コンテナ、パレット、箱、ラックから、フォークリフト、在庫品、重機に至るまで、アセットのリアルタイム トラッキングを実現します。アセットの紛失とコストを減らし、処理スループットを少なくとも 20% 改善します。在庫品の内容、利用方法、メンテナンスの必要時期を完全に見える化します。
滞留時間を最大 50% 短縮
予定外の遅延による影響を最小限に抑え、在庫回転率を向上させ、正確な到達予測時刻を提供します。
返送可能な梱包材のコストを半分に削減
想定外の事態を回避し、製品の流れを合理化することで、無駄、置き間違いや遅延を減らします。
半分の時間でアセットを発見
貨物引き継ぎの調整を改善し、サプライヤーの作業パターンをモニタリングすることで、リード タイムと在庫レベルを最適化します。
お客様事例
Siemens

技術者の時間を最適化
「HERE との連携により、Siemens Healthineers は貨物の到着に前倒しや遅延が生じたときに病院や技術者にあらかじめ通知できます」
- Siemens Healthineers サービス サプライ チェーン ソリューション/顧客サービス管理ロジスティクス担当グローバル ヘッド、ヘイコ・アンソルゲ氏
Leogistics

ルート設定プランの最適化
「私たちが HERE との継続的なパートナーシップで期待するのは、位置情報データについて何ら作業しなくてよいということです。HERE プラットフォームで直接検索するだけで、位置情報データを提示できるのです」
サプライ チェーン向けの HERE のサービス
トラッカーハードウェア
HERE のトラッカー製品群からハードウェアを手頃な料金でリースするか、または Bring Your Own Trackers (BYOT、自社トラッカーの利用) により所有コストを低減できます。
トラッキング コア
HERE の API を介した直接統合により、HERE のサプライ チェーン ソリューションを貴社の IT に導入できます。HERE のプラットフォームを使用するか、または貴社独自のエンタープライズ データを使用することもできます。
ビジネス アプリケーション
アセット トラッキングまたは配送トラッキングのユース ケースに HERE のビジネス アプリケーション (Web およびモバイル) を利用することで、即座にビジネス価値を得ることができます。
モジュール式のエンドツーエンド ソリューション
ハードウェアや接続性からアプリケーションにいたるまでソリューションを統合するか、または HERE の API を利用して貴社のビジネス エコシステムと統合することができます。
広範なデータ ソース
HERE IoT トラッカーおよび HERE 位置情報サービスを利用して到達予測時刻や交通状況などの情報を得るか、または貴社独自のデータ (BYOD) とハードウェアを使用することもできます。
非効率的な作業を削減
HERE のソリューションは、貴社の ERP/TMS システムとシームレスに統合します。オペレーションのボトルネックとコストを 10% 削減します
HERE のエンドツーエンド ソリューション

HERE Asset Tracking
屋内外のアセットの位置情報、ステータス、健全性、移動状況をリアルタイムで可視化し、アセットの効率を改善します。置き間違いや盗難によるアセットの紛失を減らすとともに、アセットの放置を防ぎます。

HERE Shipment Visibility
輸送中から正しい配達場所までのマルチモーダルのサプライ チェーン全体において、高額貨物の位置と状況をエンドツーエンドでトラッキングします。全行程を通して到達予測時刻とアラートをリアルタイムで受信し、遅延回避、SLA 最適化、コスト削減、顧客満足度の向上につなげることができます。

HERE Yards
倉庫、工場、ディストリビューション センター、ハブ、ヤード、港での効率を改善します。滞留時間、スロット紛失、コストを減らすとともに、ドライバーのスループットを高め、インバウンド ロジスティクスと安全性を改善します。
FAQ
コンテナや貨物などを追跡するトレーサビリティサービスとは?またそのメリットは何ですか?
トレーサビリティとは、製品の原料調達から加工、流通、販売までの各工程で、製造者、仕入先、販売元などを記録し、その履歴を一元管理し追跡できるようにすることをいいます。記録する情報は業界や事業内容によってさまざまですが、主なメリットは「顧客への安心・安全の担保」「品質の維持」「トラブルへの柔軟な対応」です。
消費者にとって、商品がどういった状況で製造・生産され、どのような経路を経て自身の手元に届いたのかを知ることは、購入を決断する上で大きな安心材料となります。
製造者が自社の製品の品質をアピールするためにも、使用する原材料や部品の履歴を知ることは重要です。万が一、不良品を販売してしまった場合、それが特定の部品に起因することが追跡できれば、リコールなどの損害を最小限に食い止めることもできます。
コンテナや貨物を扱う物流業者にとっての一番のメリットは、輸送経路で発生する破損や紛失といったトラブルに素早く対応できることです。さらに、輸送するコンテナや貨物を正確に把握することによる荷さばきの効率化、高精度の地図データーベースとの組み合わせによる緻密な輸送サービスの実現なども期待できます。
HEREの地図データはこうしたサービスをサポートしています。
サプライチェーンの可視化にはどういったものがありますか?
サプライチェーンとは製造業や物流業界で主に使用される用語です。
一般的に、消費者が店舗で手にする製品には、大きく分けて二種類あります。一つは野菜など生産者が出荷した状態のまま販売されるもの、もう一つは加工業者などを経由して姿や形を変えた後に消費者の元に届く製品です。後者の代表的なものには、約三万個の部品から作られているといわれる自動車があります。複雑に絡み合う経路を経て調達される個々の部品が一つの製品に組み上がる様子は想像に難くありません。
このように原材料や部品が業者から業者へと中継され、消費者に届けられる完成品になるまでの経路がサプライチェーンです。
サプライチェーンの途中、たった一つの部品が滞っただけでも最終的な製品は完成しません。個々の部品が「いつ」「どこから」「何個」入荷するといった供給状況を把握することは非常に重要であり、これらを効率よく管理することがサプライチェーンの可視化です。
近年ではIT化が進み、生産スケジュールと連携し原材料や部品を自動的に発注するシステムが増えています。また、直接仕入れる原材料や部品の把握にとどまらず、仕入先業者が仕入れる原材料や部品、さらにその先の業者の仕入れ状況までもネットワークに組み込み、サプライチェーンが途絶えることを未然に防止したり、将来の部品の需要を予測できるシステムもあります。