HERE、現実に基づいたアプリケーションやシミュレーションを構築する 業界向け3D都市モデルを発表

※本プレスリリースは 2021年1月12日にCES 2021で発表したプレスリリースの日本語訳です。

CES 2021 – 先進的な位置情報および位置情報技術のプラットフォームを提供するHERE Technologies（以下、HERE）は本日、現実世界のような都市の可視化の構築に必要な地理空間データをソフトウェア開発者に提供するため、世界75都市の中心部を忠実に再現した3Dモデルを公開しました。HERE Premier 3D Citiesにより、ラストマイル配送ドライバーは配達ルートに沿って正確な建物のサイズや入口を強調する地図を使用して、密集した都市を移動することができます。エンターテインメント業界は、バーチャルサイト訪問やシームレスなCGイメージの統合のための構成要素を入手できるようになります。通信会社は3Dでの5Gネットワークの構築を最適化でき、都市計画の設計者や非常時の対応要員は実際の都市とまったく同じイメージをデジタルで構築し、土地の利用状況の分析や災害対応シミュレーションの精度を高めることができます。

HERE Premier 3D Citiesには、物理的な道路形状や地形と合致した豊富なデータレイヤーと属性が含まれています。各構造物は、インデックスが付与され、アドレス指定が可能であるとともに、物理的な場所、大きさ、高さ、建物の外観の色を正確に表現しています。

現在、Audi A8ラグジュアリーセダンのモジュラーインフォテインメントプラットフォーム（MIB2+）にHERE Premier 3D Citiesが統合されており、ドライバーに最新のナビゲーションユーザーインターフェースと車線レベルのルート案内が提供されています。

HERE Technologiesのシニアバイスプレジデント兼最高製品責任者（CPO）であるJørgen Behrensは次のように述べています。「HEREは企業の開発者を念頭に、世界の主要な道路ネットワークや都市中心部を3Dでキャプチャし、インデックス付与とマッピングを行いました。このユニークな3D都市モデルがどのようにビジネスの可能性を広げ価値を与えられるのか、期待しています。3D都市モデルは、サプライチェーン、輸送、モビリティネットワーク、そしてユーザー体験全体に変革をもたらす、精密で誤精度が1m未満の拡張現実アプリケーションを開発するための構成要素です。」

HERE Premier 3D Cities内の、インデックス付与されアドレス指定が可能な構造物により、開発者は、個々の建物の検索と強調、構造物へのメタデータの追加付与、CGIアプリケーションなどの高度なレンダリング技術の適用が可能になります。

HERE Premier 3D Citiesは、Cesium/OGC 3D Tilesで利用でき、シームレスな統合に対応しています。キロメートル単位の各データは、ストリーミングやレンダリングを効率的に行えるように、小さなサイズのタイルに保存されています。現在、ロンドン、ベルリン、ミュンヘンのサンプルデータセットがAWS Data Exchangeで入手可能です。

HEREはこれまでに196か国をマッピングし、28テラバイト以上の地上LiDARデータを毎日収集しています。HERE Premier 3D Citiesは、LiDAR、光学および衛星画像を含む複数のソースに加え、数十年にわたる地図作成の専門知識と、業界をリードする位置情報ベースのサービスを世界中の企業に提供するために開発されたAI/機械学習アプリケーションによって作成されています。HERE Premier 3D Citiesの詳細はこちらをご覧ください。

HEREについて：

位置情報および位置情報技術のプラットフォームを提供するHEREは、位置情報の力で、人、ビジネス、都市の推進に取り組んでいます。HEREのオープン・プラットフォームを通じて、都市のインフラ運営から企業の資産最適化、さらにはドライバーが安全に目的地に到着することまで、お客様により良い成果をご提供いたします。HEREの詳細は www.here.com　および https://360.here.com をご覧ください。

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HERE Technologies

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Jordan.stark@here.com

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リットウィン／鈴木／渡辺